しなロケ（品川区フィルムコミッション）は、今年、記念すべき年となりました。ある数字が大きな区切りを迎えたのです。今回は「どうなる、ドクターX」シリーズでおなじみ、しなロケ３人衆が衝撃の事実を明かします。
＊スタッフα（若手）、スタッフβ（中堅）、スタッフ丙（長老）

しなロケを見ている人々

スタッフα：長老、大きな区切りを迎えた数字って、なんですか？

スタッフ丙：品川区がフィルムコミッション（FC）事業をスタートし、しなロケのWebサイトが公開された2018年3月から数えて、丸5年8ヶ月になった。

α：5年8ヶ月って、細かい･･･。

丙：冗談、冗談。本当はな、ＰＶ（ページビュー）数なのよ。この10月末で、累計56万7,816PVを達成した。

α：それ、もっと細かい！でも、今年50万PVを超えたということですね。

丙：ふむ、5月にな。5年で50万だ。

スタッフβ：それ、地域型のFCとしては、めちゃ多いんじゃないでしょうか。

β：2018年５月のPV数は976でした。サイトの花として始めたロケ地を紹介するコラムが人気で、映画「シンゴジラ」の区内での足どりをたどるコラムを3本掲載したら、PVが8千台に跳ね上がりました。

原動力はコラム

α：PVは、サイトを訪れた人が見てくれたページ数のことですよね。

β：そう、最も重要な数字だとされている。今年は10月まで全月で1万を超え、累計で約13万3,000PVを得ている。コラム6本をアップした3月には過去最高の１万７,337を記録、8月には「どうなる、ドクターX。2003」だけで5,123を稼いだ。やはりコラムが支えている。
なお、累計PVベスト3コラムは

1位：どうなる、ドクターX　2003（約2万5千）
2位：東京ラブストーリーの有名シーン（約1万8千）
3位：東京ラブストーリーほか名言、珍言・・・（約1万5千）、だった。

丙：これだけしっかりしたコラムがあるFCのサイトは珍しいもんな。けど、数字ばかりが価値ではない。

β：さすが長老、いいことおっしゃる。実用面でのお役立ち度も重要ですね。2019年は、毎月4～５,000程度のPVでしたが、6月に突然1万２,000近くになった。それは、しなロケが撮影・PRに全面協力した「柴公園」のロケ地マップを作成し、ダウンロードもできるようにしてコラムで紹介したためです。マップ片手に品川区巡りをしてくれた人も多かったはず。

丙：たしか、東京都が運営する「東京ロケーションボックス」のプレス誌でも大々的に紹介されて、取り組みが高く評価されたな。

β：グーグル検索でも評価が高いんです。検索結果で表示順位が高いものは、中身が充実し、検索者が知りたい内容であることをグーグルが認定しているわけですが、しなロケのコラムはトップ表示されるものがいくつもある上、「強調スニペット」表示されるコラムだってある。

丙：強調スニペット？

β：普通は、そのサイトのタイトルがあり、その下に概要を短く伝えるテキストが表示されますが、強調スニペットは、長めのテキストが先に出て強調され、タイトルはその下。時に画像が入ることも。こんな感じで。

α：グーグルのお墨付きってわけですね。

β：これをクリックすれば間違いない、みたいなね。刻々と変化はするけど、11月20日現在、「ピカンチ　撮影場所」「大門未知子　銭湯」「君の花になる　銭湯」で検索すると、画像付きの強調スニペットが出てくる。「品川猿　舞台」だと、関連コラムが二つとも出てきて、一つは強調スニペットなんだ。

丙：すごい！あの村上春樹作品を紹介するコラムが、二つともそこまで評価されているとは。

この秋、品川区内のロケ弁屋さん紹介ページも登場！

α：しなロケはPR面だけではなく、作品づくりへの具体的な支援も増えてきましたね。

β：映画では、ロケ地の相談を受けて撮影協力をした「桜のような僕の恋人」や「マチネの終わりに」。エキストラ募集で協力した「サイレント・トーキョー」。PR協力をした「あの日のオルガン」では、平松恵美子監督が動画出演して品川での思い出を語ってくれたね。ドラマでは、映画化が発表された「グランメゾン東京」（TBS）ほか、実績多数。

丙：しなロケが色々なところとつながり、また、つなげていることも忘れちゃいかんぞ。商店振興組合とか、集客施設とかな。ドラマ「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」（NTV）のロケが北品川で行われた際、しなロケに目撃情報があり、撮影時の街の様子が写真付きで提供され、コラムで紹介することができた。それでさらに街が盛り上がった。こうしたパイプが作られてきている。

α：最後に私からも。今月、新たに「ロケ弁情報」がサイト上に追加され、区内でのロケ弁提供事業者を紹介しています。事業者は今後も増えていきますので、ぜひご利用いただきたいと。お役に立ちます、しなロケ！

2023年11月20日＠区内某所にて

構成：品川ウォーキングライター・キタロー

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