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2020:12:08:11:09:51

「恋あた」で森七菜ちゃんがへたりこんだ滑り台&なんじゃこれ?が連続するレトロ通りを歩く

2020.12.08

COLUMN

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ツイッターで「#恋あた」がトレンド世界一に!
しなロケ協力ドラマ「この恋あたためますか」(TBS系列、10-12月)に関するそんなニュースが流れたため、慌てて現地へGoしました。ロケ協力現場は東品川公園。出てきたのは第2話(11月3日)で、ヒロイン井上樹木が新シュークリームの開発競争に敗れ、会社を去ることになり、悔しさと寂しさをかみしめていたのがこの公園にある遊具でした。

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そんな彼女に社長(中村倫也さん)が電話。でも、実はすぐそばから掛けていて、遊具に上がってきて樹木にもう一度チャンスを与えるという、本格的に恋もスイーツ作りもスタートする重要シーンがここで撮影されたのでした。すわ、恋の芽生えか!?通りがかったパティシエの新谷誠(仲野太賀さん)は、そんな2人を見かけてしまう。どうやら彼は樹木にラブ、話は複雑になっていく予感が・・・

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イマドキ女子の自由さと礼節に生きる姿を好演する19歳の主演・森七菜ちゃんは、ロケの時、複合型滑り台とでも言うべきこの遊具を滑って遊んだりしたのでしょうか。ああ、同じことをしてみた~い!でも、世間の目があるので、子供たちのいない夜間か早朝に出直すしかな~い!

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この公園、明治30年に米国から購入した蒸気機関車があったり、借りた自転車に乗って交通ルールを学べるコースがあったりと、なかなかユニーク。弓道場やテニスコートもあって、家族やカップルで出直すのもいいかもしれません。
※なお、ロケがよく行われる近くの東品川海上公園とは別の公園です。

昭和ネオンにお菓子の実験

ところで、新谷誠が2人を見かけてショックを受けた公園北側の道が、これまた楽しいのです。ちょっと歩いてみましょう。
公園を出て、左(西)へ。すぐに信号交差点があり、歩道橋の表示によって交差している道が「元なぎさ通り」だと分かります。おお、この道は「シン・ゴジラ」でまだ第二形態だったゴジラがはいはいで進んだ道だ!と感動しつつ、それにしても「元なぎさ通り」だったら今は何通りなの?元赤阪だの元浅草だの、新しい地名を考えるのってそんなに面倒なの?などとツッコミながら、さらに西へ。

すぐにまた信号。今度は旧東海道との交差点なのですが、左手前角のビルには「品川宿 問屋場・貫目改所跡地」の表示が。地元の方によると、品川宿を舞台にした漫画「浮浪雲」の問屋「夢屋」は、このあたりだと想像できるそうです。そういえば、原作者のジョージ秋山さんも、テレビ朝日でドラマ化された際の主演・渡哲也さんも、今年、鬼籍に入られちゃいました。
この表示があるのは「製菓実験社」のビル。お菓子の実験?一体、どんな実験をしている会社なの?と調べてみると、お菓子とパンのプロ向け総合誌「月刊 製菓製パン」を出している出版社でした。 →2018.10.01のコラムも読んでね!

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一方、同じ交差点の右手前角には、少しレトロな診療所が。外観や看板の昭和な感じに惹かれて近づくと、なんとお隣さんが「昭和ネオン」。そのまんま。ネオンサインなど屋外広告物を取り扱う会社で、創業が1922年、昭和でなくて大正時代という老舗でした。4階には、江戸から昭和までの古い看板などを展示する「昭和ネオン高村看板ミュージアム」があり、入場は無料とのことでした。

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謎の錦絵とライオンも

交差点からさらに西へ進むと、たどり着くのはこの4枚の錦絵。「藤森海苔店」という、こちらも大正7年創業の老舗の外壁に描かれています。

「出没!アド街ック天国」に今年10月を含めて3度も登場した有名店ですが、「周辺は古い店ばかり、うちなんて新参者ですよ」と藤森社長は謙虚。お店には愛知県産の海苔のほか、なぜか七味も並んでいます。以前、お向かいにあった「ながと七味店」が経営者の高齢を理由に閉店することになり、手作り加工と販売を引き継いで多くの人に愛された味を守ることになったという、素敵なお話がそこにはありました。
錦絵は、「旧東海道品川宿周辺まちづくり協議会」によるまちづくり活動の一環として描かれたもので、女性が海苔をあぶっている「江戸自慢三十六興/品川海苔(広重と豊国の共作)」など、どれも海苔にまつわる絵ばかりだそうです。とっても目立っています。

道を渡ると、そこにもレトロな建物が続きます。特に目を引くのがライオンのレリーフ。掲げているのは昭和20年代の長屋をリノベーションした一棟貸し切りタイプの宿泊施設「Bamba Hotel」で、中はとても雰囲気のある空間になっているようです。

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レリーフは、大井1丁目の板金屋さんに長年飾られていたもので、伊藤博文邸も手がけた名板金職人が何年もかけて手で銅板をタタキ出した逸品とのこと。再開発で建物が取り壊される際、なんとか残そうと品川区が働きかけて見つけた移転先がここだったのだそうです。

さて、ここから南品川四丁目の交差点を渡れば、そこはゼームス坂。下記のコラムを参考に、美しく歴史のある坂道の散策をお楽しみください。
「ゼームス坂。散策すればするほど好きになる道。」
「ゼームス坂、横道を行く。」

品川ウォーキングライター・キタロー
台本業 (テレビ・ラジオ、映像、ショーなど台本ならなんでも)
ギャグ系を中心に雑誌ライター歴もそれなりに
得意技は「オタク search」

イラスト:T_T

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