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2018:07:06:17:07:51

[パートII ] 品川歴史館が推定!これがシン・ゴジラの足跡だ!「ついに全貌が明らかに」

2018.07.06

COLUMN

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映画「シン・ゴジラ」でゴジラが品川区内をどう通ったのか、品川歴史館の野田さんに伺ったところ、区内初登場シーンがなんと歴史館の前であり、しかも右後ろ足で館の建物を破壊しつつ進んでいるという、衝撃の事実が判明したことをパートI ではご紹介しました。今回はパートII 、その続きです。

*以下、野田さんが考える「品川歴史館を起点とした進行ルート」をご紹介します。冒頭の東宝マークからの時間を書いていますので、DVDなどお持ちの方は目安としてご活用ください。写真は、野田さんが実際に歩いて撮影したものです。

ゴジラ、名所を行く

池上通りを北上し、JR京浜東北線・東海道本線を大井陸橋で越えたゴジラは、第一京浜国道を通過すると、その東を平行に走る元なぎさ通りに入って北上し、品川警察の前を過ぎ、目黒川を渡って、八ツ山通りを行きます。しかし、台場歩道橋手前ぐらいになると、突然伏せってしまいます(地図 ③、23分45秒頃)。

ゴジラどうしたんだろうと思っていると、まもなく起き上がって“進化”を始めます(24分10秒頃)。この時、ゴジラの左側から撮影しているのがこの角度。野田さん、根性で探し当てました。

この進化時に頭をもたげるシーンは、そこから少し北、都営北品川アパートや蔦が絡まる古い民家の創作料理店「居残り 連」がある、船だまり付近の交差点から撮影している想定(カメラ位置・地図 ④、24分19秒頃)。

第三形態になったゴジラは2足歩行を始め、船だまりに差しかかります(地図 ⑤)。そのシーンは、船宿の「船清」から撮影したものと推測(地図 ⑥)。

ゴジラの体、赤くなってきました。

その後、先ほどの北品川アパート前を北上(地図 ⑦、24分55秒頃)。

京急の北品川駅を尻尾で破壊(地図 ⑧、24分57秒頃)。

京急の車両が宙に舞ってしまいます。なお、この時のカットで踏切警告機の左下に小さく映っているのは、御殿山トラストタワー(東京マリオットホテル隣)だとのこと。野田さん、細部まで徹底的にこだわります。

京急の車両は、地面に落ちると北品川駅前にある歩道橋の下を滑っていきます(地図 ⑨)。右側の奥に見えるのは品川女子学院。
その後、ゴジラは八ッ山橋前、1954年のゴジラ上陸地点の近くで立ち止まり、自衛隊の対戦車ヘリコプター隊と対峙します(地図 ⑩)。

結局、自衛隊は攻撃中止を決めますが、ヘリコプターが退避したにもかかわらずゴジラは急に方向を東へと転じて遁走。その時、北品川アパートの北端を派手に壊しながら東京湾へと消えていきます(27分21秒頃~)。
「天王洲運河より離岸。首都高羽田線を破断し京浜運河から東京湾へ移動中」との台詞から、地図 青いラインルートではないかと考えられるそうです。

あれ?変だぞっ!

ゴジラ進行ルートは、一通りの説明がついたかのように思えます。が、しかし、そうはいかないのです。実は、映画の中にいくつか納得できない点が出てくるのです。野田さんがピックアップしたそうした問題点を考えることにしましょう。
まずは、品川神社。第三形態へと進化を遂げ、船だまりの横を進むゴジラ。逃げまどう人々が、品川神社の階段を上るシーンがあります(地図 ⑪、24分45秒頃)。人々はもうへとへと、バテバテでしたが、確かにこの階段、70年代のスポ根ドラマなら思わずウサギ跳びでもしたくなるような長さ。映画では、はっきり「東京都品川区 品川神社」とテロップが入っていたのですが、矛盾点を野田さんが見つけました。映画の階段は、中央部に手すりがありました。ところが、品川神社は両脇に手すりがあるのです。

おかしい!!

もしかすると、実際のロケ場所は他にあるのではないか?
そして、その場所もまた、野田さんが突き止めたのでした。
相変わらず、野田さんの真相解明に向けての格闘は続きます。

(品川ウォーキングライター・キタロー)