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2021:08:02:15:09:38

大豆田とわ子‟紐抜けシーン"のロケ地は品川区だった!伏線回収のための重要場面!

2021.08.02

COLUMN

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2021年4月期のドラマで大反響だったフジテレビ系「大豆田とわ子と三人の元夫」。松たか子さん演じるバツ3女性・大豆田とわ子と元夫たちをめぐるロマンチックコメディという触れ込みでスタートしたものの、ドラマ中盤で衝撃の展開。新たな登場人物を迎えて第二章が幕を明けるという大胆な構成で、多くの人を驚かせました。SNSやネットニュースでも内容やセリフについての考察が絶えませんでした。

実は筆者もこのドラマに盛り上がった一人。毎週リアルタイムで視聴しながらTwitterのトレンドをチェック。翌日は録画を再生しては余韻にひたるということを繰り返していました。筆者の盛り上がりぶりや世の中の反響を受けて、当初は興味がなかった友人からも「こんなに話題になるなら最初から見ておけばよかった」と残念がる声も上がっていたほど。

その「大豆田とわ子」が2021年8月1日に早速Netflixで配信されました! 放送終了からわずか6週間での配信は異例の速さと言えるので、それだけの話題作だったことがうかがえます。そこで今回は“大豆田とわ子トリビア”として、ドラマに登場していた品川区のロケ地2カ所をネタバレに十分注意しながら紹介します。すでにドラマ全話視聴5周目に入った筆者が見つけた、あのロケ地。気づいた人はいるでしょうか?

漫画家を目指すかごめが住みたかった、あのマンション

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1つ目のロケ地が登場するのは、5話の前半。大豆田とわ子の最初の元夫・八作(松田龍平さん)がとわ子の親友・かごめ(市川美日子さん)を家の近くまで送るシーンです。夜道なのでどこで撮影されているのかなかなか分かりにくいのですが、品川区と特定できたのは次のやりとり

八作「うち近いの?」
かごめ「あれ」

かごめが指した先には、燦然と輝くタワーマンション。そう、このマンションは「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」(2021年1-3月、日本テレビ系)で、主人公親子が住むマンションとして登場した「ラグナタワー品川」なのです(2階からトヨエツ!「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」の舞台になった品川のタワマンと畳カフェ)

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ラグナタワー品川は、さまざまなドラマのロケ地としても登場している東品川海上公園に隣接。地上31階建てで周囲にあまり高いビルがないため、遠くからもドーンとそびえ立っているように見え、とても目立ちます。これはあくまで想像ですが、視聴者が一瞬で「あのタワマンに住んでいるのか」と認識できるよう、周囲に高層ビルが林立していないラグナタワー品川周辺をロケ地に選んだのではないでしょうか。

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八作とかごめが歩いていた道は、そこから約5分ほど歩いた品川区立城南第二小学校の北側です。このシーンでは、最終回まで観た人なら涙なしでは語れない「かごめのパーカーの紐が抜ける」という重要な出来事が起こります。今後への大事な伏線にもなっていますので、じっくりとご鑑賞ください。

とわ子が抗議に訪れた「大森ベルポート」

次に紹介するロケ地が登場するのも第5話。これも夜のシーンです。とある件で、取引先に抗議に訪れたとわ子。取引先が入居するオフィスビルのエントランスで、相手のクルマの窓越しに少し会話をします。このオフィスビルは、映画「サイレント・トーキョー」の重要なシーンで登場した、大森ベルポートです(話題の映画『サイレント・トーキョー』の爆破現場は品川区にあった!)

大森ベルポートは首都高の「鈴ヶ森出入口」からも近く、都心からアクセスがしやすいのが魅力。先ほど紹介したラグナタワー品川、東品川会場公園からもクルマで15分程度で到着します。広い地下駐車場もあるので、ロケ地に選ばれやすいようです。

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ただ、レンガ色の外壁にガラス張りの外観があまりにも目立ちすぎるためか、このドラマの中ではあえて外壁を映さないようにカメラ位置を調整していたようです。大森ベルポートを何度も訪れた経験があり、大豆田とわ子を繰り返し見ていた筆者も「ここってベルポート?」と気づいたのは、実は5回目の視聴時でした。

それは、とわ子が取引先の社長に促されてクルマに乗り込んだ後のカット。とわ子を乗せたクルマがゆっくり走り出します。その姿を追うようにカメラが左から右にずれた瞬間、大森ベルポートの特徴でもあるレンガ色の壁が映り込みます。

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このシーンは、第一章の山場。とあるトラブルに巻き込まれたとわ子はどうなってしまうのか。そんなハラハラとともに、ベルポートが映り込む瞬間を探してみてください。

「大豆田とわ子と三人の元夫」の舞台は東京・代々木上原付近を意識している模様。「奥渋」などエリアを匂わせるセリフも数多く登場しますが、実はこのように品川区で撮影されていたシーンもあります。品川区に思い入れのある筆者は、紹介したロケ地2ヶ所に気づいて、ますますこのドラマが好きになりました。

ライターK
女性誌やウェブで飲食店、話題のスポットを取材するライター。 会社員時代の職場が品川区にあり、品川に対する土地勘と思い入れがある。

イラスト:T_T

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