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2021:06:28:11:12:56

菅田将暉さん主演「コントが始まる」に登場した気になるカフェ「スーホルム」

2021.06.28

COLUMN

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大好評のうちに最終回を迎えた日本テレビ系ドラマ「コントが始まる」。菅田将暉さんや有村架純さん演じる主要キャストが選んだそれぞれの道に、思わず胸が熱くなった人も多いでしょう。冒頭で毎回紹介されるコントもこのドラマのお楽しみのひとつでした。これからもうあのコントが見られないなんて…とマクベスロスに陥っている人に向けて、本日は菅田将暉さんが訪れた“あのカフェ”について紹介します。

そのカフェが登場するのは5月22日に放送された第6話。主人公の一人、春斗(菅田将暉さん)がメンバーの潤平(仲野大賀さん)を心配し、その交際相手である奈津美(芳根京子さん)と2人きりでカフェで静かに話をするシーンでした。この会話がきっかけで、第6話ラストの感動的なサプライズが生まれるわけですが……。

このシーンに登場するのは、天王洲アイル駅近くにあるレストラン「スーホルム」(東京都品川区東品川2-1-3)。入口は天王洲運河に面していて、とても明るい印象。中に入ると吹き抜けの天井、奥行きのある広いオープンキッチンに目が留まります。北欧をイメージしたインテリアは、まるで誰かの家にでも遊びに来たようなホッと落ち着く印象。とてもおしゃれなこのお店、実はインテリアショップ「アクタス」が運営しているそう。隣にはインテリアショップも併設されているので、ランチのついでにお買い物を楽しむこともできます。

スーホルム入口
スーホルム外観
スーホルム店内

オープンキッチンがロケ地決定の決め手に

「コントが始まる」は主人公たちが北品川周辺に住んでいるという設定(菅田将暉さん主演の「コントが始まる」 ロケ地はたしかに、北品川だった!)。そのため、撮影隊もロケハンなどで天王洲・北品川周辺をよく訪れていたそう。「撮影隊から、『オープンキッチンが気に入ったので、ぜひ撮影で使いたい』という依頼があった」とスーホルムの山田沙央理さん。

「キッチンの上の吊り戸棚のディズプレイをとても気に入ってくれたようです。この眺めを生かすため、撮影当日は菅田さん、芳根さんが座る席とカメラ位置を色々と検討し、最終的に窓際、店舗奥側の席に決めたようです」(山田さん)

撮影時はテーブルの配置も変えたため、全く同じ席に座るのは難しいとのこと。でも窓際の席なら、キッチン近くは料理のライブ感を、遠くに座れば吊り戸棚の全景を眺めながら食事ができます。気になる人は窓際の席をリクエストするといいかもしれません。

菅田さん、芳根さんが座った席はこのあたり
キッチン付近に座れば料理のライブ感も楽しめます

「カフェっぽく見せるため」ドラマながらの演出も

ドラマでは夜のシーンで使われていたのですが、昼と夜の時間の違いとはいえ、何か印象が違うような……。山田さんに聞いてみると、「都心にあるカフェ」を演出するため、撮影隊が小道具を持ち込んでさまざまな工夫をしたとか。

まずは照明。スーホルムでは暖色系の照明でそのテーブルの上だけポッと明るくなるようにしていますが、ドラマの中では蛍光色の明るい色に変わっています。店内にはレストランらしくお皿などを並べたワゴンもありますが、ここにはコーヒーミルなどを飾ったそう。さらに注目したいのはマグカップ。スーホルムではベトナムの土を使った個性的なブルーのマグカップでホットドリンクを提供していますが、ドラマでは持ち込みの白いマグカップが登場しています。

オープンキッチンの良さを活かしつつも、「背景が気になって内容に集中できない」なんてことにならないように。撮影隊の工夫がうかがえるエピソードです。

「撮影の合間もスタッフや菅田さんたちが和気あいあいとした雰囲気で、本当にドラマのコントを見ているようだった」と、撮影に立ち会ったアクタス広報の関洋之さんは話します。

スーホルム店内がドラマに出るのは今回が初めてとのことですが、実は定休日(月曜日)や営業時間外にスタジオとして貸し出しも行っているそう。「コントが始まる」をきっかけに、ドラマに登場する機会も増えるかもしれませんね。

人気の「カツレツ」は目でも楽しめる鮮やかさ!

スーホルムがオープンしたのは2014年。アクタスは以前から同じ店名のカフェを運営していましたが、天王洲でオープンが決まった際は、あえてカフェにはせず、のんびりと料理とサービスを楽しんでもらうレストランにしたそうです。

ランチの人気メニューは「シュニッツェル」(税込み1,430円)。薄く叩いて伸ばした豚肉を揚げた、いわゆるポークカツレツですが、上に盛られたエンダイブの鮮やかな緑が目を引きます。少し苦味のあるレタスのようなエンダイブの味わいに加え、添えられたグリルレモンの酸味によって思った以上にあっさりと食べられます。「揚げ物を食べている罪悪感がない」と女性客にも好調なんだとか。

ランチの人気メニュー「シュニッツェル」はサラダ、バケット付きでボリュームたっぷり

ほかにも生のブラウンマッシュルームを使ったサラダや、季節ごとにフレーバーを変更するチーズケーキなど、目でも舌でも楽しめる料理がずらり。スーホルムという店名はデンマーク語で「水辺のほとりの小さな街」という意味。特にテラス席は、そのイメージにぴったりのロケーションです。

梅雨の合間に、運河沿いを散歩してゆっくりランチ。そんな休日はいかがでしょうか。

「長谷川農産ブラウンマッシュルームのサラダ w/パルミジャーノ」(税込み1,350円)
マンゴーのレアチーズケーキ、バジル(税込み660円)
スーホルムのテラス席

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ライターK
女性誌やウェブで飲食店、話題のスポットを取材するライター。会社員時代の職場が品川区にあり、品川に対する土地勘と思い入れがある。

イラスト:T_T

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