話題のドラマの鍵となるロケ地

「最愛」の大ヒットも記憶に新しい人気女優・吉高由里子さんの主演作とあって、放送開始前から話題になっていたドラマ「星降る夜に（2023年1月〜、テレビ朝日系）」。その2話目に、人気作の聖地として紹介したばかりの「一龍屋台村」が登場していました！吉高さんの相手役として選ばれたのは、注目の若手・北村匠海さん。今後はもしかしたら、北村さんファンも数多く訪れる聖地となるかも。 その登場シーンを速報でお届けします。

海辺の街に暮らす、35 歳の産婦人科医・雪宮鈴（吉高さん）が、息抜きのために訪れたソロキャンプで、10歳下で聴覚障害のある遺品整理士の柊一星（北村さん）と出会います。年齢も職業も違う二人が出会い、やがて恋に落ちるのですが……。何か人に言えない秘密を抱え、憂いを帯びたような鈴を、マイペースに誘い続ける一星。そんな彼が鈴を呼び出したのは、ある居酒屋。一度は断ろうとした鈴ですが……。

一星が友人の佐藤春（千葉雄大さん）と鈴を待ってた居酒屋が、一龍屋台村です。「silent」に登場したシーンと比べると、店内はキラキラとした飾り付けがされていて、より華やかな印象に。

屋台村独特のにぎやかで広々とした雰囲気はそのままに、シックに撮影すれば新橋の赤提灯風に、小道具で飾り付ければ若者が集う海辺の居酒屋風に変身してしまうのが、このお店の面白いところ。

3人が座ったのは、川床風のテラス席です。背景には、窓の外側に付けられた格子も写り込んでいます。一龍屋台村の店長は、ロケ隊に気に入ってもらえるポイントととして「なんといっても店舗の広さ。外でロケする際は店内に、店内で撮影する際はテラス席に、機材置き場や待機場所がつくれるので使い勝手が良いのでは」と分析していました。

「星降る夜に」の2話では店内、テラス席もたくさんの人がいるという設定でした。今回はテラス席から入口まで、店舗の手前側だけを使い、奥の客席側にスタッフは待機していたのかもしれません。

お気に入りの居酒屋でリラックスした様子の一星と、そんな彼に徐々に心惹かれていく鈴。今後もドラマの鍵となるロケ地として、一龍屋台村が登場する可能性は大。次週以降もぜひご確認を。

徒歩15分であの「吉高」ドラマのロケ地に到着

一龍屋台村があるのは、北品川駅から徒歩すぐ、品川駅からも10分強の場所。天王洲アイルにもほど近い、運河沿いです。ここから南に向かって15分歩くと到着するのが、東品川海上公園です。吉高さんとこの公園といえば……そう、「危険なビーナス」「わたし、定時で帰ります。」のロケで、訪れていましたね。

「危険なビーナス」では、妻夫木聡さん演じる主人公と、吉高さん演じる謎めいたヒロインが打ち解けるビールを片手に打ち解けるシーンに登場。一方、「わたし、定時で帰ります。」では、知人からセクハラの証拠について聞かされるというシリアスなシーンに登場しています。

昼と夜、演じた役割も異なるものの、いずれも心が動かされる重要な場面でした。運河沿いの公園に立っていると、その開けた視界、風の清々しさに気持ちも解放されてきますが、画面越しにもその空気感が伝わってくるようです。

吉高さんと意外にも「ご縁」があった北品川・天王洲エリア。春になると、トンネルのような桜並木が広がる、お花見の名所でもあります。昼は公園でお散歩をして、夜は一龍屋台村でビールを一杯。ロケ地巡りとともに、春の運河沿いの景色を楽しんでください。

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ライターK
女性誌やウェブで飲食店、話題のスポットを取材するライター。 会社員時代の職場が品川区にあり、品川に対する土地勘と思い入れがある。

イラスト：Ｔ_T