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2021:09:06:14:11:10

話題のドラマ「#家族募集します」の撮影現場に密着!岸井ゆきのさんが座ったのは、穴場ロケ地の個性的なオブジェだった!

2021.09.06

COLUMN

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仕事や家事育児で疲れた金曜日の夜に、ほっと心を和ませてくれるドラマ。放送開始当初からそんな反響を呼んでいるのが「#家族募集します」(TBS系)です。重岡大毅さん(ジャニーズWEST)、仲野大賀さん、木村文乃さん、岸井ゆきのさんら若手実力派俳優が集まり、シングルマザー、シングルファザー、独身の4人がともに子育てして「家族になっていく」様子を描いています。

登場人物たちは皆、さまざまな事情を抱えています。妻を亡くしたことを息子に言えない。母一人子一人だけれど、できる限り人に頼らず頑張りたい。息子も大事だけれど、歌手になる夢が諦めきれない。明るい大人に育ったけれど、実は母の愛を知らない。そんな彼らの絆が、回を重ねるごとにどんどん深まっていきます。まだ放送が始まってまもないですが、毎回笑って泣ける、そんなステキな作品です。

お話の舞台は、東京・台東区のお好み焼き屋さん。ですが、品川区が登場するシーンももちろんあります。第2話にはJR大井町駅近くの線路沿いの道が登場。子どもを置いていなくなってしまった横瀬めいく(岸井さん)を探すため、赤城俊平(重岡さん)が自転車で駆け抜けていく夜のシーンです。主題歌に乗せて、真剣な面持ちでペダル漕いで京浜東北線と並走する俊平の姿が心に残りました。

そして、先日放送されたばかりの第4話にも品川区が登場。今回、しなロケチームはその撮影風景に密着することができました。現場での様子やロケ地秘話などをたっぷりお届けします!

バイトの合間にほっと一息ついた「鮫洲入江広場」

撮影が行われたのは、2021年7月某日。自転車で料理を配達するバイトをしているめいくが、公園で休憩中にほっと一息つくシーンです。その公園のロケ地として選ばれたのが、京急鮫洲駅から徒歩5分ほどの鮫洲入江広場。その名の通り、東京湾にほど近い勝島運河の入江にある芝生の美しい広場です。浸水対策や下水道の改善を目的に作られた雨水貯留池の上を整備し、2013年に完成しました。

駅からは近いものの、「知る人ぞ知る」穴場感のある場所。なぜここをロケ地に選んだのでしょうか。

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「ドラマの舞台である下町の雰囲気に近く、高いビルの少ないこの広場が気に入ったから」と話すのは、「#家族募集します」制作スタッフさん。以前、他の作品のロケで鮫洲周辺を訪れた際、運河沿いで視界が開けているこの広場が気になり、今回のドラマの候補地として監督に紹介。すると監督も一眼で気に入ってくれたそうです。

広場周辺には一戸建ても多く、確かに湾岸エリアとは思えない雰囲気。それに加えて、首都高勝島出入口も近いというアクセスの良さ、広場前の道幅が広い割に人通りが少ないというロケのしやすさも決め手になったとのこと。広場の前には駐車場もあり、便利です。

岸井ゆきのさんが座っていたオブジェ

わずか15秒のシーンも、30分かけて撮影

しなロケチームが現地に到着してまもなく、横瀬めいく役の岸井ゆきのさんが登場! 普段テレビで見るまま、いえ、それ以上の存在感と可憐さに圧倒されます。岸井さんの周りには日傘やハンディ扇風機を使って暑さを和らげようとするスタッフの姿も。真夏のドラマ撮影はやっぱり大変なんですね。日中の公園という設定のため、親子連れやサラリーマン役のエキストラも待機。スタッフの指示に合わせて動きます。

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いよいよ撮影がスタート。しなロケチームが息を潜めて見守る中、めいくが持参したお弁当箱を開けて……というカットを、近い位置から、遠い位置から、何回も撮ります。撮影前には分からなかったのですが、実際にここで撮った映像が使われるのはわずか15秒ほど。それを30分かけてじっくり撮影していました。

鮫洲入江広場が登場するのは、8月20日に放送された第4話。「品川区だと気付かなかった!」という人は、ぜひ見逃し配信などでチェックしてみてください。

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広場一面に咲き誇るユリ

撮影を終えて次の現場に移動するロケ隊を見送りつつ、しなロケチームは広場の様子をカメラに収めます。ロケを見守るのに夢中で最初は気づきませんでしたが、広場には立派なユリの花壇が。実はここ、映画「柴公園」にも登場した「しながわ花海道」に隣接しています。(ロケ地情報:しながわ花海道しながわ花海道は勝島運河の防潮堤に花畑を作る目的で、「NPO法人しながわ花海道」が2004年から始めたプロジェクト。春には菜の花、秋にはコスモスなど、季節ごとの花が咲きます。

鮫洲入江広場の花壇には、そのしながわ花海道のメンバーが21年6月に地元の小中学生やボランティアと一緒に約4000個のユリの球根を植えていました。撮影当時、そのユリが満開を迎えていたというわけです。

都内に住む人にとって、鮫洲といえば「免許の更新に訪れる場所」というイメージも強いかも。でも、こんなふうに、整備されたばかりの美しい広場や、新たな花の名所でもあるのです。

ライターK
女性誌やウェブで飲食店、話題のスポットを取材するライター。 会社員時代の職場が品川区にあり、品川に対する土地勘と思い入れがある。

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