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新日本風土記に出てきた「品川宿」を歩く

2019.09.09

COLUMN

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8月23日(金)、NHKのBSプレミアムで新日本風土記「東海道 品川宿」が放送され、6月初旬の同じ日に開催された二つの例大祭の様子を中心に、旧東海道品川宿がたっぷりと紹介されました。
放送でも言っていましたが、品川宿は品川橋(目黒川)を境に北品川と南品川に分かれ、当時と同じ道幅の商店街が2キロほど続いています。お祭は、品川神社(北)と荏原神社(南)の各祭礼で、今年は北が12年ぶりに大神輿を出し、南も負けじと頑張って、例年になく盛り上がったようです。

ほぼ南北に走る旧東海道、その北品川エリアの真ん中あたりから西へ延びる道があります。品川神社への参道「北馬場参道通り商店街」です。旧東海道の本筋にも負けないほど趣のある通りで、昔ながらのお店や有名人も通う割烹なども並ぶ人気道。今回の番組でもここで神輿を担いでいる様子が放送されていました。

北馬場参道通り商店街

この道沿いにある畳屋さん、そして隣の正徳寺。このお寺では谷村美月さん主演のテレビドラマ「サチのお寺ごはん」(2017年制作、メ~テレ、BSトゥエルビ、テレビ神奈川ほか7局)全10回が撮影されました。畳屋さんの左隣の飲食店横路地を入ると、そこは正徳寺の美しいレンガ塀になっていて、「サチのお寺ごはん」はもちろん、ちょくちょくテレビ画面で見かける小路を散策することができます。

リヤカーのある畳屋さんと正徳寺(右)

商店街を抜けきって第一京浜を渡れば、そこは品川神社。長い階段を上った境内からは、北品川エリアに京急の赤い車両が走っていく景色が一望できます。東海道沿いでペンキ屋さんを営むご主人が、夜にこの絶景ポイントに立ち、一人、品川拍子の篠笛を練習されている様子は、今回の放送の中でもっとも印象的なシーンとなりました。

品川神社からの眺め

おなじみの舟だまり

一方、北品川エリアの旧東海道の東側にも、人気のスポットがあり、やはりこの放送でも出てきました。屋形船や釣り船が係留されている品川浦舟だまりです。もともと、このあたりは漁師町で、荏原神社の祭礼で行われる海中渡御はその漁師さんたちにより担われてきた、との解説がありました。
この舟だまりにかかる北品川橋や橋のたもとにある休憩スペース(椅子もある)は、映画やテレビでもよく出てくるところ。ついこの前、8月15日(木)に放送された「ピュア!~一日アイドル署長の事件簿・第3話」(NHK総合)にも出てきました。
「ピュア!~一日アイドル署長の事件簿」に関するコラムはこちら

夜も賑やかな北品川

さて、旧東海道についても。
品川橋(目黒川)より北のエリアには、飲食店や小売店がびっしりと連なります。緑色に変色した銅板をそのままに貼っている建物や庶民的でおいしそうな食堂など、昔ながらのお店に混ざり、おしゃれなカフェやホステルなどもポツポツと出現しているのが特徴です。まちづくりと観光の拠点である「品川交流館
」もあり、今回の放送でも出てきました。無料休憩所としても利用できるため、頭の片隅に入れておきたい施設です。

TVでは右横の路地で品川拍子を練習していた

南品川に入ると、商店街の様子がぐっと庶民的な印象になります。お店の並び具合も少し緩やか。のんびりとした雰囲気の中に、昔ながらのお店や個性的な建物があって散策にはびったり。江戸情緒豊かなお祭りがよく似合うまちでもあります。新日本風土記でも、南品川にある畳屋さんの横の路地で、子供たちが品川拍子を練習していました。いつそんな風景に出会ってもまったく違和感のないまち。もちろん、品川橋を渡ったところにある旧交番跡など、ロケで使われた場所にも出会えます。

南品川にて

旧東海道は、実際は2キロを超えてさらにつながっています。
北から南へ、南から北へ。
横道にそれながらじっくりと散策を満喫してください。